因果経和讃

因果経和讃は、現在においても仏教の教えがあたかも差別を認めているかのように扱うための根拠となっている偽経「善悪因果経」を漢字かなまじりに意訳したものであり、江戸中期以降に寺請制度によって宗教統制がなされた後、明治時代から現在までも日本人の死生観や道徳観、特に差別思想に大きな影響を与えているものです。

例えば、多くの日本人は自分が生まれる前に前世という生があって、前世でやったこととか、前世で犬や猫など人間でなかったことが現世の今のいきざまに影響を与えていると考えていますし、自分の死んだ後に来世という新しい生が待っていて、現世での行いが来世の生に影響を与える、と考えています。現世で悪いことを行うと来世ではその報いでゴキブリになったり、現世で良い行いを重ねると死んだ後の来世では幸せになれるとする話は当たり前のように語られています。

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