SF思考:ビジネスと自分の未来を考えるスキル[書評]

SF=サイエンスフィクションは仮想的な科学技術を基盤にした絵空事である。

したがって、前提にした科学技術が仮想から現実になれば、絵空事も現実になる。
もうずいぶん前に人類は月に到達した。今、イーロン・マスク氏は人類の火星移住を実現しようとしている。人類の進歩はSFの絵空事を、現実(リアリティ)にすることにあるのだ。
そういった構造で目の前にある仕事を構成しなおすと、きっと自分の仕事が未来に向けて価値あるものとして見えてくるだろうと、本書は勇気づけてくれる。
編者、筆者の思い込みの激しさ(それがSFナードならではなのだけど)のゆえに、少し地につかないところがあるのだが、その思いに乗るもよし。
構成と書籍化に尽力されたであろう小林直美氏のご努力がしのばれる一冊である。
夢や想像を忘れてしまったビジネスマンにどやっ!。

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