四大コミュニケーション・モデル

「コミュニケーション学―その展望と視点-補強版-末田 清子,福田浩子」
に紹介された四つのコミュニケーション理論を図化しました。そのコミュニケーションモデルとは

  • 機械論的視点:シャノン・ウィーバーモデル
  • 心理学的視点 :Psychological Perspective
  • シンボル相互作用論:Symbolic interaction Theory
  • システム論的視点

順に見ていきましょう。

機械論的視点:シャノン・ウィーバーモデル

ラジオが放送局から受信者に届く流れをメタファーとして理解できる考え方である。
このモデルは、情報がチャネルを伝わっていくときに外部からのノイズが伝達の妨害をするとモデル化している。
チャネルそのものが情報に歪をもたらすDistotionの概念を導入すると、メディア論との橋渡しになるものだと考えられる。
下に示した図は、一方向であるが、受信者側から発信者側へ同様の情流を描いてループ上にした、円形モデルと呼ばれているものがある。

シャノン・ウィーバー.jpg

心理学的視点 :Psychological Perspective

人は、外部からの情報を無条件にすべて取り込んで、反応しているとは言えない、という考え方がそこにある考え方。
世の中に満ち満ちている情報(刺激)から、自らのフィルターを通していくばくかを取り入れ、それに対応すると新たな情報として自分以外に流れていくというモデル。
このフィルターを通して情報を取得していくというモデルは、情報洪水の現在において、SNSやプライベート検索(google)を通じて、自分の好む情報だけに触れていくというフィルターバブルを説明するのに有効だと考えられる。

心理的1.jpg

シンボル相互作用論:Symbolic interaction Theory

このモデルは大きく二つの要素が示される。一つのはコミュニケーションはシンボルの共有であること。言い換えれば、コミュニケーションをとる複数の人々にとって、共通の辞書を持つことの重要性を示している。コミュニケーションの多くの時間は辞書のすり合わせに費やされると指摘してもよかろう。
もう一点の要素は、コミュニケーションの中で、その参加者は一定の役割を振舞うということである。ここで言う役割は、劇における役者のそれ、と受け取ってよいと思うが、前提としてその劇のストーリーの向かっていくところ、すなわちコミュニケーショの進む先を共有し、それぞれの配役にそった自らの方向付けを調整していくことが示されている。

シンボル.jpg

システム論的視点

コミュニケーションをとる複数の人をひとまとめにシステムとして捕らえていくという理論。一般システム理論の流れを受けている。コミュニケーションをシステムとして全体的に捕らえようとするもので、小集団コミュニケーション、家庭内コミュニケーション、対人コミュニケーションのパターンやルールの探求に有効に使われている、という。(p.52)

システム.jpg

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