いかにデータがニュースを変態せしむるか。How data is transforming news

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これは、カイリー·デイビス(オーストラリアの不動産、ニュース株式会社のネットワークエディタであり、世界編集者フォーラムのボードメンバー)からゲスト投稿です。


データはジャーナリズムを、情報コンテンツを製品としてみなす製造業から、読者の居場所や情報ニーズや、行動や感情への洞察を基にし、読者の課題解決をたすける、のデータ駆動型サービス産業へと根本的に変化させます。


ジェフ·ジャービス(ニューヨーク市立大学のジャーナリズム教授であり "Googleなにすんねん"や"グーテンベルクからオタクへの捧げもの"の著者)はバンコクで世界新聞議会において、ニュース企業が生産から離れて"関係性ビジネス"へと移動するときに、ジャーナリズムの救いが来るだろうと語った。


"関係性こそが、我々の業界の行くべき価値ある場所である。"ジャービスは言った。"Googleが理解し、Amazonが理解しているにもかかわらず、私たちはそういう風に作られていない、なぜなら、我々は製造者であり、今日も印刷機を回しているからだ。"


四日間の会議中、世界中から来た新聞社幹部は、この業界がどのように変化するかについて、講演者の考察を多く聞きました。そこでは、ジャーナリズムに対して、従来のビジネスとコンテンツモデルからの大きな変化を求める、大小のデータ、モバイル、そして新しいデジタル収益源へ、圧倒的な焦点が当てられました。


"新しい測定基準は、ページビューやユニークブラウザではない - 関係性の測定にある。"とジャービスは言った。"それは、どれほどの人を我々が知っているのか、とか、彼らについて何を知っているのか、とか、彼らが今何をしたがっているのか、ということについてである。"


新聞社がインターネット時代における情報の性質変化の認識に失敗したため、paywallsはジャーナリズムを救うための "黄金のピル"を提供することはないだろうと、ジャービスは聴衆に語った。


"ジャーナリズムを最も価値づけるのは、情報だが、同時に、情報に課金するのはもっとも難しいことなのだ、なぜなら、情報はあっという間に一般化されて、まき散らされるからである。"と彼は言った。


"ジャーナリズムの我々は今、社会が情報を共有し、エレガントに整理できる構造を構築する必要がある - 我々はまだ価値を付加するために必要とされているので、置いてけぼりにはならない。"


新しい価値は、何が読まれているのかではなく、だれが読んでいるのかから生まれる、と会議で言われました - 情報は、 サインインや、携帯GPS技術によって取得したデータから手に入れることができるでしょう。


ミラミロシェビッチ(WAN-IFRAのメディア開発のディレクター)は、現状の新聞社の大きな課題は、読者と広告が切り離されたことを理解することだと述べた。しかし、高品質のデータは、それを再度結合することができるのである。


"ただ読者数を積み上げることが、広告を保証することではない、" ミロシェビッチは言った。"我々は読者を定義し、彼らと絆を結び、広告主に、私たちが深く結びついていることを見せる必要がある。市井の観客は私たちを殺すでしょう。 "


ジャービスは、これは従来のメディア企業が理解するための最も困難なものの一つである、と言いました。


"ユーザーの一人一人に異なる価値づけをすることはできるのです。 そして、これが私たちのための革新的なアイデアナノデス。"と彼は言った。


"誰にとっても同じ製品が同じ価格というのは、今やもう何の意味もなさない。"


"我々は、取り掛かるにあたり、ビッグデータを忘れて 、小さなデータから始める必要がある。なぜなら、小さなデータが関係性が始めるのだから。"


一つの小さな記事を読んでいるある人が、そのニュースの発生した地域にいる事を知るといった、小さな洞察が劇的に観客の価値を高めることができる。これは、媒体が提供するモバイル閲読データの力である、と彼は言った。


Justin Arenstein(南アフリカに拠点を置くジャーナリストのための国際センターでナイト国際フェロー)は、読者がどこにいて、彼らが何を読んでいるのかを理解することで、ジャーナリストは、ただニュースを吐いて立ち去るより、多くのことできると述べた。


それはジャーナリストたちを、密接にオーディエンスに結びつけるのだ、と彼は付け加えた。


"ニュースというものは、自分のお金で最高の価値を得る方法を理解するため、主に経済ニュースまわりで意思決定ツールとしてスタートした。" Arensteinは言った。


"我々は、いまこそ基本に立ち戻り、オーディエンスに行動することのできる情報を与え、その行動を可能にするツールを提供する必要がある。さすれば、我々のかかわっている問題を解決できるのだ。"


Arensteinは、現代的なメディアの作った最大の過ち一つは、オーディエンスを囲い込み、そしてそのままにほっておいたことである、と言った。


"オーディエンスは、読んだり見たりしたニュースについて、怒りを感じたり、情熱を得たりするのです。そこで、我々はメディアやチャネルとして、同じ建設的で有用な方法をとるには、どうしたらよいのだろう。"と彼は言った。


"我々は、情報の導管になる必要はありません - あなたは代理店の煽情者にはなりたくないだろうし- しかし、いづれかのツールや構造を使って、人々を自己組織化するように仕向け、ニュースサイクルへのフィードバック・ループを創造する必要があります。


読者のためにも、自分自身にとっても、報道機関ができる最もすばらしいサービスとは、情報の絶え間ない洪水を理解し、根拠に基づいた議論を奨励することで、データを使って"雑音の中から実用的な知識"を作り出すことであると、Arensteinは言った。


"従来のメディアは独占的なメーカーであることから離脱し、その代わりに、他の人がアプリケーションやプラグインを構築することができる、オペレーティングシステムのような、プラットフォームとして自身を見る必要がある" と彼は言った。


"ジャーナリストはコンテンツメーカーのような思考を停止し、ハッカーのように考え始める必要がある。"
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