マクドナルドがクーポン20万枚さばいたらしい。

グルーポンで、全国マクドナルド『カード500円分(利用期限なし)』を100円で売りに出して20万枚申込があったという。ちなみに当初10万枚限定で追加したらしいけれど。

これは、まさに広告媒体としてのフラッシュマーケティングの正しい使い方だと思う。

さて、その効果を考えてみます。
500円の金券を100円で売って、グルーポンに半額を手数料として払うと、結果として一人の集客に450円かけることになります。20万枚売れて9,000万円の販促費相当と計算できます。
マクドナルドの昨年(2010年)1年間の売上が3,238億円だから、1月あたり270億円。販促費売上比率4.6%だというから、一月あたりの販促費は12億円ほど。今回のキャンペーンで使った金額は、そのうちの8%程度でたいした金額で無いといえましょう。
しかも店頭売上勘定は、あくまで額面の500円×20万=1億円。 本部の9,000万円の経費で末端の店舗は1億円の売上が上がるわけです。
さらに、マクドナルドの客単価は2005~6年の頃580円と推定している人がいる( http://bit.ly/gDDU6S)ので、その後の客単価向上活動によって、客単価が600円ほどに上がっていると推定すると、1億2千万円程度が末端店舗の売上効果となります。
一般に飲食店の場合、売上に占める原材料率は30%をよし、とされていますから、1億2千万の7割すなわち、8,400万円が今回のキャンペーンの効果による現金収入となります。人件費とか店舗代とかの固定費はキャンペーンがあろうがなかろうがかかる費用ですのでキャンペーン経費には計上する必要はありません。
ここで、一般の人から見えるところだけ表現すれば
「500円の金券が100円で買える。マクドナルドは400円×20万=8,000万円を消費者に還元している、太っ腹ーー」
となるのですが、実はマクドナルドとしては、ほんの9,000万-8,400万=600万円ほどの販促費を使っただけと言えるのです。
これが、本当のクーポン共同購入サービス(フラッシュマーケティング)の正しい使い方と言えましょう。
さすが、マクドナルドですね。

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