メディア広告の変化と問題点

ディトリビューション機能の切り売りにおける問題点。
メディア接触の変化により、新聞を読まない、テレビCMを見ない人が増えている。
新聞の主要なユーザーは高齢者に移行してきている。テレビの主要ユーザの主婦層も高齢者主婦層に中心は移ってきています。高齢者以外は、テレビと同時に接触しているメディアはインターネットと答えており、リビングでのダブルウィンドウ化は当たり前の景色となりました。
同じコンテンツでも、新聞紙とかテレビディスプレイを使って配布していると、配布先が先細りになっていく状況です。
言論支持者の横流しにおける問題点。
メディア広告はそのメディアにいる人をターゲットにして掲載していきますから、以前のように「すべての年齢層の国民が見る」という新聞、「お茶の間の一家団欒の中心にテレビがある」という放送を前提として考えられなくなっています。
他者言論を自言論で補強における問題点
新聞は現在"信頼性"の高さを最大の武器にしたメディアになっています。これは、新聞を読まなくなった若い人からお年寄りに至るまで多くの人が信頼性を新聞の価値として見ている。
新聞広告は、その信頼性をオーバーラップさせることによって、広告する商品そのものの信頼感を醸成していると言えましょう。
広告主もメディアの言論に共感をし、自社の広告メッセージ(言論)との共振を期待しています。ここで、広告主から見て期待しない(広告主の不利となる)言論をメディアが発し始めると、大きなトラブルが発生することになります。特に、大手広告主や、大企業グループなどが、メディアの内容に口を出すということはまったくゼロではありません。前にも書いたように"権力としてのメディア"を理解する広告主は自らの権力行使の場として、メディアを考えています。
一方、メディアの言論にそぐわない広告が出現したときには、メディアの信頼自体が揺るぐことになります。昨今、特定分野の商品が多く掲載されるようになった新聞を見るにつけ、これらの広告がメディアの信頼性を損なうことにならないかと、危惧するのは長年マスメディアにかかわってきた私だからでしょうか。
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